第1位:白川郷|世界遺産の合掌造り集落で、雪国の暮らしに触れる
1995年にユネスコの世界文化遺産に登録された白川郷は、日本を代表する伝統的な山村集落。合掌造りと呼ばれる茅葺き屋根の家屋が軒を連ねるその姿は、まるで昔話の世界のようです。
見どころ:
・「荻町合掌造り集落」は現役で人が暮らす生きた集落。
・「和田家住宅」など内部公開されている建物もあり、民俗資料や暮らしの知恵が学べる。
・冬季限定の「ライトアップイベント」では、雪と光に包まれた幻想的な夜景が見られます。
アクセス:高山駅・金沢駅・名古屋駅などから直通バスあり。
おすすめ時期:雪景色の1月〜2月、または新緑・紅葉の季節。
第2位:飛騨高山|“小京都”の情緒漂う歴史街道
「飛騨の小京都」と呼ばれる高山は、江戸時代の城下町の面影を残す町並みが観光客に人気。職人技と文化が息づく、ゆったりとした時間が流れる町です。
見どころ:
・「古い町並(さんまち通り)」は、風情ある商家や町家カフェが並ぶフォトジェニックなエリア。
・「高山陣屋」は全国で唯一現存する江戸幕府の代官所。
・朝市(宮川・陣屋前)では、地元の野菜や工芸品が購入できます。
アクセス:JR「高山駅」から徒歩すぐ。
おすすめ時期:春と秋(高山祭の開催時期:4月と10月)。
第3位:下呂温泉|日本三名泉の一つ、美肌の湯で癒される
草津・有馬と並び称される「日本三名泉」のひとつ、下呂温泉。なめらかな肌触りのアルカリ性単純泉で「美肌の湯」として名高く、女性やシニア層にも根強い人気を誇ります。
見どころ:
・「下呂温泉街」では、浴衣で散策しながら足湯や名産グルメを満喫。
・合掌村(白川郷を模した文化施設)では、合掌家屋の内部や工芸体験ができる。
・飛騨牛や温泉卵など、食の楽しみも充実。
アクセス:JR「下呂駅」から温泉街まで徒歩約5分。
おすすめ時期:冬の雪見風呂、または夏の涼やかな避暑地としても多変優秀です。
第4位:馬籠宿・妻籠宿|中山道の歴史を感じる石畳の宿場町
江戸時代に栄えた中山道の宿場町「馬籠宿」と「妻籠宿」は、木曽路観光の双璧。電線を地中化し、建物の外観も厳しく管理されており、当時の雰囲気を忠実に残しています。
見どころ:
・馬籠は坂道の町並み、妻籠は谷あいの静かな町並みが特徴。
・2つの宿場を結ぶ「中山道ハイキングコース(約8km)」は歴史好きにおすすめ。
・島崎藤村の生家・記念館もあり、文学と歴史が交差するスポット。
アクセス:中津川駅からバスで約30分(馬籠宿)、南木曽駅からバスで約10分(妻籠宿)。
おすすめ時期:秋の紅葉、春の新緑。歩きやすい季節がおすすめ。
第5位:郡上八幡|清流と踊りの城下町
「水のまち」として知られる郡上八幡は、用水路と清流が町中を流れる美しい町。毎年夏に行われる「郡上おどり」は、33夜にもわたる日本屈指の盆踊り祭りとして有名です。
見どころ:
・「郡上八幡城」は、山の上に建つ日本最古級の木造再建城。
・「やなか水のこみち」や「宗祇水」は、町の水文化を体感できる癒しの散策路。
・「郡上おどり」は誰でも参加でき、徹夜踊りの日は町中が踊り一色に染まります。
アクセス:長良川鉄道「郡上八幡駅」からバスまたはタクシーで約10分。
おすすめ時期:7月〜9月(郡上おどり開催時期)、または初秋の風情ある散策もおすすめ。
まとめ
合掌造りの村、江戸の宿場、歴史ある温泉街。岐阜県は、日本人の心の原風景を今も大切に残しています。
今回紹介した5つの観光地は、自然・歴史・文化が三位一体となった魅力的なスポットばかり。のんびりと時の流れを味わいたい方には、岐阜県の旅がおすすめです。