第1位:中尊寺(金色堂)【平泉町】

岩手を代表する世界遺産、中尊寺は奥州藤原氏によって建立された平安時代の仏教寺院です。金箔で覆われた「金色堂」は、平安仏教美術の最高傑作として知られています。

境内には樹齢数百年の杉並木が続き、荘厳な雰囲気を感じながら歴史を学ぶことができます。世界遺産「平泉の文化遺産」の中核として、国内外から多くの観光客が訪れます。

アクセスはJR平泉駅から徒歩約25分またはバス利用。春と秋の観光シーズンが特に人気です。

第2位:小岩井農場【雫石町】

明治時代に開設された日本最大級の民間農場で、自然体験型観光地として高い人気を誇ります。広大な敷地には、牛や羊と触れ合えるエリアや、乳製品の製造工程を見学できる施設があります。

春から秋にかけては草原や花畑の景色が美しく、冬にはスノーアクティビティやイルミネーションも楽しめます。名物のソフトクリームやチーズも絶品です。

盛岡駅からバスで約30分とアクセスも良好で、ファミリーやカップルにもおすすめです。

第3位:龍泉洞【岩泉町】

日本三大鍾乳洞の一つに数えられる龍泉洞は、神秘的な地底湖の美しさで知られています。洞内は1年を通じて約10℃と涼しく、夏の避暑地としても人気です。

透明度の高い地底湖は青く輝き、ライトアップされた空間はまるで別世界。探検気分を味わえるガイドツアーや併設の「龍泉新洞科学館」も魅力のひとつです。

盛岡駅から車で約2時間。自然の神秘を体感したい人にはぜひ訪れてほしい場所です。

第4位:厳美渓(げんびけい)【一関市】

磐井川が作り出した渓谷美が楽しめる厳美渓は、奇岩や滝が連続する景勝地です。四季折々の景観が美しく、特に紅葉の季節は絶景スポットとして多くの観光客が訪れます。

名物の「空飛ぶ団子」は、渓谷の対岸からカゴにお金を入れて団子を注文し、ロープで運ばれてくるユニークな名物。観光の楽しさを一層引き立てます。

一関駅からバスで約30分。自然と風情が調和した場所で、ゆったりとした時間が過ごせます。

第5位:浄土ヶ浜【宮古市】

三陸海岸を代表する景勝地で、その名の通り“極楽浄土のような美しさ”から「浄土ヶ浜」と名づけられました。白い岩と澄んだ海、松の緑が織りなす風景はまさに絶景です。

遊覧船やシーカヤックで海上からの景観を楽しむこともでき、ウミネコとのふれあいも人気の一つ。三陸復興国立公園の一部として、自然の豊かさと復興の歩みを感じることができます。

宮古駅からバスで約20分。夏の海水浴シーズンや春〜秋の観光にぴったりです。

まとめ

岩手県には、雄大な自然と深い歴史に彩られた観光地が数多くあります。世界遺産を訪ねる歴史旅、牧場でのんびり自然と触れ合う休日、地底の神秘を探る冒険、渓谷の美を楽しむ絶景散策、そして青い海と白い岩のコントラストに癒される浜辺の風景。

どの季節でも、それぞれのスポットで違った魅力が味わえるのが岩手観光の魅力です。次の旅先に、ぜひ岩手を加えてみてはいかがでしょうか?